日本の大学院に通っていたのですが、卒業した後も日本で暮らしたいと思ったので、そのまま滞在して就職活動を行いました。仕事を探す中で軸としていたことは、「自分のスキルをどれくらい活かせるか」ということ。自分が持っている韓国語・日本語・英語の語学力と、大学時代に専攻していた貿易の知識を最大限生かせる場所を探した結果、曙産業にたどり着きました。

入社前は文化の違いや人間関係での不安が大きかったですが、実際に入社してみるとそんな心配もすぐになくなりましたね。当時は私以外にも韓国籍の人が働いていましたし、今の会長がとても友好的で理解のある方だったので安心しました。社内のメンバーもとてもいい人ばかりで、良くされすぎていると感じるくらいです（笑）

日本製のものを海外に輸出する貿易業務を担当しています。お問い合わせのあった商品を販売するだけでなく、お客様に新商品をご案内したり、ニーズをヒアリングして提案することもあります。取引先は韓国が中心ですが、東南アジアやヨーロッパなどとも取引をしているので、英語を使って仕事をする機会も多いですよ。

海外貿易を担当しているのが私一人だけなので、最初から最後まで全て担当しています。と言うと難しそうに思われがちなのですが、貿易の仕事ってフリマアプリなどで商品を出品するのと本質的には変わらないんです。扱っている商品に注文が入ったら、お客様と金額や納期を調整して、商品を梱包して出荷する。基本的にはこの流れなので、未経験の方でもイメージがしやすいと思いますよ。

「なぜお客様は当社に注文してくれているのか」ということを常に考えながら対応するようにしています。たとえば、韓国の企業が相手なら同じ韓国人とやり取りができる安心感や、20年以上貿易を続けてきた会社の信頼があると思うので、今まで積み上げてきたものを損なわないように丁寧に対応することを心がけています。

また、ただ商品を販売するのではなく、お客様が困っていることがあれば一緒に考え、答えを模索するようにしています。そうすることで新しい価値が生まれますし、お客様の望んでいる答えを提供できたときにはとても喜んでもらえるので、そこに大きなやりがいを感じています。

現在、海外貿易は韓国を中心とした半導体産業に依存している状況なのですが、ゆくゆくは販売経路を拡大して、色んな商品をいろんな国に販売していきたいです。また、これまでの知識や経験を活かして、全く新しいサービスを提供できたらと思っています。たとえば、海外の方向けに、日本のものづくりを見学・体験できる観光ツアーとかあればおもしろそうですよね。

うちは小さい会社なので、新しいチャレンジを受け入れてもらいやすく、社長に直接「こんなことがしてみたい」と提案することもできるんです。そうした環境を活かして、今後も色んなことに挑戦し、活躍の場を広げていこうと思っています！

私自身が韓国人ということもあり、入社前は色々な不安がありました。でも、実際働いてみると「何をあんなに心配してたんだろう」と思うくらいいい職場だと感じています。貿易のことを学べるのはもちろん、日本の文化やものづくりについても知れますし、たくさんチャレンジできる環境です。だから、ぜひ安心してご応募ください。私たちと一緒に、楽しく働きましょう！